サラリーマンの田舎で安穏生活

サラリーマンと田舎暮らしの二足の草鞋

👨‍🌾耕作放棄地を借りたきっかけ

ひょんなことから、耕作放棄地を借りて今年で2年目の春を迎えようとしています。

思い起こせば、自然の中の生活に憧れ、東京の山間部に移住したのが、一昨年の春。

そして、すぐに庭の2畳ほどの部分を掘り起こして、市販の土を入れ、奥さまの要望どおりにハーブ菜園を開始。秋まで、ラベンダー、カモミール、ディル、、等のハーブの栽培を夫婦で楽しんでいました。

f:id:annonseikatu:20190221165331j:image

 

そして、ここからが耕作放棄地を借りるまでに至った経緯。

〜ある秋の日、職場屋上の喫煙所で、仕事関係の近所に住んでることがわかったおじい様とプカプカ〜

(私)  自然が多くていいとこですね〜、、、庭に菜園作って、ハーブ植えて楽しんでます、、。

(おじい様)  えー、そういうの好きなのか?、、、俺は30坪の畑借りて、いろいろ作ってるよ〜、今は白菜、、、小松菜は、、、肥料は、、、休日は楽しいぞ。

(私)  いいな、いいな、そんな暮らしやりたいな。

(おじい様)  おれの隣の畑が、荒れ放題になっているから、地主さんに声かけてみるよ。

 

〜それから2、3日後の休日の朝、のんびりコーヒーを飲んでいると携帯ブルブル〜

(おじい様)  地主さん、OKだってよ、名前は、○○さん、△△コンビニの横の道に入って、突き当たったら、左行って、、、、のとこに住んでるよ!」

 

〜それからの我が家の行動は、急転直下〜

その日のうちに、和菓子(カステラだったか、饅頭だったか)を買って、地主さんの家にご挨拶。残念ながら、息子さんしかいなくて、お父さまは畑にいるとのこと。

(私)  お父様のいる畑ってどこですか?

(地主さんの息子)  3、4箇所あるけど、たぶん醤油醸造所の裏のとこかな?

 

〜ということで、和菓子を息子さんに託して、地主さん探し開始。とは言っても、畑に区画番号がついてるわけでもなく、広大な場所の中での地主さん探し〜

f:id:annonseikatu:20190221170105j:image

 

(私)    ○○さんですか?「これこれこういう理由で○○さんを探しています

(畑にいた第一村人)」○○さんは、この先の左側のあの辺にいるはず。軽トラが止まってたら、いるよ」

 

〜軽トラ発見!やっと地主さんと出会う〜

(地主さん)  おたくらか、聞いてるよ

(私)  こ自宅にご挨拶に伺い、探しました。素人ですけどお世話になります

(地主さん)  逆に綺麗にしてくれれば、助かるよ!

 

ということで、30坪の畑を借りることが出来ました。ホームセンターで人生初めて、鍬やスコップ、レーキとかの道具を買って、耕作放棄地の開墾を開始。

f:id:annonseikatu:20190221170741j:image
f:id:annonseikatu:20190221170746j:image
f:id:annonseikatu:20190221170755j:image

 

〜後日談、紹介してくれた仕事関係のおじい様と、また、職場屋上の喫煙所でプカプカ〜

(私)  お陰様で畑借りれました。ちなみに、賃料として、いくらか払った方がいいですか?

(おじい様)  盆暮れになんか持っていけばいいんだよ!

 

ラッキーなことに、年2回の和菓子だけで、タダで畑を借りることが出来ています。

周りを見回すと、チラホラと耕作放棄地。今の畑が手狭になったら、他の大家さん探して「文明堂のカステラ」作戦か?